染み抜き

【実践解説】こぼしても大丈夫!汚れがすっきり落とせるコーヒー染み抜きマニュアル

仕事や家のことで忙しない日々を送る人にとって、コーヒーで一息つくのがひそかな楽しみ。

という方も多いのではないでしょうか。

しかし休みの緩みからか、思わずコーヒーを衣服にこぼしてしまうこともあります。

会社員
ああっ!コーヒーをこぼしてしまった!この汚れ、大丈夫かなぁ

コーヒーは気付かないうちに染みになっていることもあり、染み込んだら落とすのは一苦労。

ではありません。

コーヒー汚れを落とす染み抜き方法を知ってさえいれば、衣類についたコーヒーの染みも取ることが出来ます。

手順の実践解説を通してコーヒーの処理を知り、簡単に染み抜きできるようにしていきましょう。

用意するもの

コーヒーの染み抜きに必要な道具は、以下の通りです。

  • 洗面器
  • ゴム手袋
  • 汚れを落とす歯ブラシ
  • 食器用洗剤
  • 白タオル

すべてキャンドゥで売っていたものなので、ダイソー等の100円ショップへ行けば簡単に入手できます。

コーヒーの汚れは水溶性であり、水溶性の汚れは水に溶けます。

素早い処理をすれば、コーヒーの染みは水と洗剤だけで落とすことが出来ます。

食器用洗剤では、コーヒーの汚れが落としきれない可能性もあります。

万が一に備えて重曹やセスキ炭酸を用意しておくのもおすすめです。

染み抜き作業に移る前に、コーヒーの染み抜き特有の注意点について触れていきます。

コーヒー染み抜き前の注意点

染み抜きをする前に、衣類が色落ちしてしまわないか確認する必要があります。

白いタオルに水を含ませたら、服の目立たない部分に押し当てて、色落ちするか確認してください。

タオルに服の色が付いていたら、色落ちする可能性が高いです。

色落ちする衣類に染み抜きをすると、衣類の色も一緒に落ちてしまいます。

染み抜きによって衣類が痛み、損傷してしまったせいで処分することもありえます。

難しい場合は自分で処理するのではなく、クリーニング店に相談された方が良いでしょう。

コーヒーの場合は染みの浸透具合によって染み抜きの難易度が変化します。

前回は一度処理したらキレイになったのに、2回目は三度処理しないとキレイにならなかったということもありえます。

浸透度合いによって使う洗剤や染み抜き道具も変わるので、ご注意ください。

染み抜き実践開始

今回はこのしろシャツを使用します。コーヒーをこぼしてから1時間が経過したものです。

まんべんなくかけたので、汚れの範囲も広いです。

主婦
範囲が広いし1時間も経ってるけど、食器用洗剤だけで大丈夫なの?

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

大丈夫です。1時間が経過した程度の汚れなら、食器用洗剤でも十分にキレイになります。

では、手順の説明に入ります。

① 染み抜きする部分の裏にタオルをあてる

かるく流水で汚れを水に慣らした後、画像のように染み抜きする部分の裏にタオルをあてます。

今回の染み抜きは広範囲なので、洗面器に水を張り漬けました。

裏にしくタオルは色がついていると汚れが移るか確認しにくいです。

できるだけ白いタオルを使うようにしましょう。

② 染みの部分に食器用洗剤をかける

次は、染み部分に食器用洗剤をかけます。

染みの粘りが強く、液体をかけてもまばらに黒い染みがありますね。

汚れが拡がっているので、まんべんなくかけていきます。

③ 歯ブラシ等で汚れを叩きお湯で洗う

歯ブラシで汚れを落とした後、洗面器にお湯を張り洗います。

するとこのようにお湯が一気に濁るのが確認できました。

シャツから水へ汚れが移っていますね。汚れの範囲が広かっただけあって中々の汚れ具合です。

強くこすらないように、十分に揉み洗いをします。

お湯から引き上げ軽く絞ったら、次に移ります。

④ 洗濯機で洗う

お疲れ様でした。あとは洗濯機に入れて終了です。

洗濯機が仕事を終えるのを待つだけです。

染み抜きビフォーアフター

洗濯も終わったので染み抜き作業でどれくらい落ちたか見てみましょう。

まずは染み抜き前のシャツ。

コーヒーが広範囲にこぼれています。相当な量ですが、キレイに落ちるのでしょうか。

しかし染み抜きをすると……!

ジャーン!

ほぼ完全に汚れが消えているのが確認できます。黒いのは汚れではなく陰で、実物は汚れがほとんどありません。

あの程度のコーヒー量なら、強力な染み抜き道具が不要だとわかりました。

画像よりも小さい範囲なら、コーヒーの成分や服にもよりますがキレイに染みを抜くことが出来るでしょう。

家にある道具でお手軽に染みを落とせるので、コーヒーをこぼしてしまっても心配ありません。

冷静に対処すれば、汚れをすっきり落とすことができます。

衣類にあった洗濯方法で洗濯する

染み抜きの締めとして必須の洗濯ですが、洗濯にも種類があることはご存知でしょうか。

正しく染み抜きしても、デリケートな衣類を激しく選択しては衣類が傷んでしまいます。

洗濯の強さを表にしたので、ご覧ください。

洗濯の強さ一覧

洗濯強度★★★★普通の洗濯洗濯機での洗濯。綿・ポリエステル・ナイロン・アクリル等を洗う際のコース。汚れを落とす力は強いです。しかし衣類を痛める可能性もあります。
洗濯強度★★★☆洗濯機の手洗いコース洗濯機の手洗いコース。汚れを落とす力は弱いです。ですがデリケートな衣服でも洗濯することが出来ます。
洗濯強度★★☆☆手洗いで押し洗い衣類をたたみ、洗面器の中に入れそのまま手押しで洗う方法。デリケートな衣類を洗う際に使い、洗剤も専用のものを使用する。
洗濯強度★☆☆☆手洗いで漬け込む洗面器に漬けておく方法。この洗濯方法を指定された衣類は扱うのが難しいのです。染み抜きはクリーニング屋さんにお任せしましょう。

デリケートな衣類には洗濯強度の弱い方法、そうでないものは通常の洗濯をするようにしましょう。

やってはいけない染み抜き

染み抜きはクリーニング屋に行くことなく素早く便利に染みを消すことが出来る便利な技ですが、使う際にはいくつか注意すべき点があります。

やり方を間違ってしまうと衣類を痛めるどころか、身体にダメージを受けてしまうこともあるので染み抜きをする際にやってはいけないルールについての理解を深めていきましょう。

塩素系の漂白剤を使う

塩素系の漂白剤は強力な脱色効果がありますが、制約や毒性などから積極的な利用は推奨されません。

漂白する力が強いので、衣類に元々ついている染色も脱色してしまいます。

アルカリ性のちからが強く綿・麻・ポリエステル・アクリル素材のみ使用可能です。

「まぜるな危険」という表記が消費者庁によって義務づけられているものは、1.0ppm以上塩素ガスを発生する塩素系の商品です。

「まぜるな危険」の商品を酸性の商品と混ぜると有毒ガスが発生したいへん危険なのでご注意ください。

一方で酸素系漂白剤は染色を脱色しないので、色柄がついた衣類にも使用することが出来ます。

強くこする

染み抜きの際にやってはいけないことが、ハンカチなどで強くこすることです。

こすることで生地にスレが発生してしまいます。

スレが生じることで生地との間に摩擦が起き、熱で染みは拡がり、生地に浸透してしまいます。

強くこするとよく落ちそうなイメージがありますが逆効果なので、やらないようにしていきましょう。

無理におとそうとする

食器用洗剤やセスキ炭酸で試してみても落ちない場合は、無理に自分で落とそうとせずにクリーニング店へ持っていきましょう。

自分で落とすことが出来たら店に行く必要がなくなりおトクです。

ですが、自分で落とせないなら無理に落とす必要はありません。

時間をかけて、衣類まで台無しにしたら大変なのでプロに任せましょう。

まとめ

以上が、コーヒーの染み抜き実践解説でした。

染み抜きの際に注意しておく点は以下の通りです。

染み抜きの注意点

  • 色落ちしないか確認
  • 染みの浸透具合によって染み抜きの難易度が変化する
  • 強くこすらない
  • 洗濯の仕方を間違えない
  • 無理そうならプロに任せる

今回は一度の染み抜きでキレイにコーヒーが落ちました。

コーヒーの染み具合によっては、染みが抜けないこともあります。

染みが抜けない場合は、食器用洗剤ではなく違う道具を使う。何度か繰り返す。

そういった風に違う方法で試してみてください。

繰り返しの粘り強い工夫が、キレイな染み抜きに繋がります。

 

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