遺品整理ではサービス内容だけでなく、料金も気になるところです。
どんなことまでやってくれるのか、いくらくらいするのか?
今回は遺品整理の値段や相場について説明します。
POINT
- 1部屋3万円というふうな定額制はほぼ無い
- 料金に幅があるとき、上限に近い金額を請求される可能性がある
- (値引きなどの)交渉ができるかどうか
遺品整理はなくなった方のお部屋を片づけしたり、家具や家電を処分、売却したりすること。生前におこなう整理(→生前整理)もある。
遺品整理の料金の確認方法
確認方法▼
- 見積もりで額を提示してもらう
- ホームページに載っている料金表
- 電話やメールで確認
見積もりは一番金額を知る確実な方法です。
ホームページに載っている金額はあくまで目安になりますが、
なぜ目安かというと料金が一律に算定しにくいから。
遺品整理は片づけや整理がメインなので物の量とか多ければ多いほど高くなります。
頼もうとするときに状況を事細かに伝えれば、ある程度の金額は提示してくれる業者もありました▼
何社か電話をしましたが、
『ホームページに載っている金額を参考にしてください』
『料金が変動するため目安しか教えれません。まずは見積もりさせてください』
という返答から、次のようなものまで
『状況を教えていただけますか?料金はある程度決まっていますがどうしてもお客様のご状況によって変わってくるんですよね。』
ホームページを持っているところが多いですが、
こういう風な料金表が掲げてあるところが多いです▼
料金表は、たとえばこうなってます▼
2LDKの広さ | 150,000円(作業員2名~4名)※追加料金が発生する場合あり |
追加費用 | エアコン取り外し(一台7,000円) |
遺品の供養 | ●●の量で一回10,000円 |
ココがポイント
料金をチェックしておいて、業者名とともにメモしておくと料金比較がスムーズにいきます。あとあとで役に立つときもありますのでメモは本当におすすめです。
相場を知らないことには頼んでもいい金額なのかなどの判断もしにくいと思いますので、
次に相場を中心に書きます。
いくらするのか?|遺品整理の料金・相場
たとえば一部屋分(1K)でも、値段は上下します。
下の図を見ていただけるとわかりますが、
広さや作業量などで料金は決まっています。
1部屋といっても広さも違えば、物の量も違います。
ですので、1部屋だったら3万円と決まっているわけではありません。
料金を決める要素たち
遺品整理という作業が長引けば、その分料金も上がりますね。
そのほか、作業内容(サービス内容)や処分した物の量(トラックの大きさや物の占有面積)も料金算定の基準のひとつになります。
たとえば、サービス内容とはお坊さんを伴って供養などをする場合です。
基本的にかかる料金とは別に料金が請求されることもあります。
ココがポイント
業者さんが何を基準に料金を請求してくるのかチェックしておいたほうがいい。
遺品整理の相場
前置きが長くなりましたが、相場についてです。
まずは表を見てください▼
1K | 30,000円~45,000円 |
1LDK | 70,000円~90,000円 |
2LDK | 100,000円~140,000円 |
3LDK | 160,000円~190,000円 |
4LDK | 200,000円~250,000円 |
関東・関西・東海地方・九州地方・北海道にある業者さんをベースに算出しています。地域により値段差はあまり有りません。
上記の間取り以外にも2Kなどいろいろな間取りがあると思います、表は一部の間取りです。
1LDKはお部屋が一つ、そしてリビングやダイニングルーム・キッチンなどが約8畳以上の広さがあるものをいいます
相場のポイント
- 多数の遺品整理の業者さんがお部屋の広さ・間取りを一応の基準としている
- 部屋が広くなればなるほど一般には値段の幅も広くなる
料金のウソとホント|注意点
注意点もありますので、併せて説明させていただきます。
Googleで検索すると相場の金額がいくつか表示されますが、
その料金幅にはおさまらないことも。
それに国民生活センターへの苦情などもあるとおり、料金は単なる嘘で実際は言い値のところもあります。
■掲載元URL→https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180719_1.html(2018年公表データ)
いっぽうで、私が過去に頼んだところはとても良心的で親切でした。
遺品整理をしてもらっている間、相場の話をしてくれましたし、上記の相場表との関係でいうと下限(安めの金額)に近い金額で請求されたと思います。
3年ほど前で領収証がないため、具体額まで覚えていませんが、2LDK程度の間取りでの遺品整理で高くは感じませんでした。
言い過ぎかもしれませんが、料金表はあてにならないことも考えられるため見積りが重要ですね。
できれば、相見積りをとってください。
そうすれば一番さいごで説明する値段交渉ができるかもしれません。
相見積り
いくつかの業者さんで見積りをとってもらうこと。料金の比較もできてメリットは大です。
また、たとえば30,000円~50,000円という料金体系があった場合、
下限(30,000円)でやってくれるところがあるのかは少々疑問です。
業者さん側ではなるべく高い金額、つまり5万円に近い金額を請求してくるとも考えられます。
こちら側でも充分に見積り等でその金額になったのはなぜなのか説明をしてもらうことを強くおすすめします。
遺品整理業者への支払い方法
支払い方法についても関係のある話ですので触れておきます。
基本は現金振り込みや現金での支払いが多いです。
ただ3年前に調べたのと比べると、クレジットカードやPaypayなどのスマホ決済に対応しているところも出てきました。
おまけにポイントが貯まることもあります▽
■掲載元URL→https://www.ihin-hello.com/tpoint.html
ココがポイント
- 料金については必ず両者合意しておくことがポイント。
- 分割払いができるところもあるため支払い方法は事前にチェックしておく。
カードを切ってから多めに請求されたことが発覚した場合、返金してもらいましょう。
値下げは可能か?|交渉
業者さんは民間の会社がほとんど。
ですので引越し屋などと同様、値引きに応じてくれる可能性があります。
『他業者の見積り金額を提示していただければ、それよりもお安くします。』
こういうところ▲もありますからね。
ここも重要
- 相続財産を侵害しない範囲であれば故人が残した財産、とりわけ現金・預金を使うこともできる
- 買取ができる業者さんであれば、遺品整理と同時に買い取りもできる
買取りに関しては専門のショップ(質屋やリサイクルショップ)のほうが高く売れることも多いので、
注意してください。
まとめ
遺品整理を頼むときは料金面に注意してください。
このページが少しでもお役に立てればと思います。
また、遺品整理は当然自分や家族などでもできます。
その場合は下記のページも参考にしてください▼
リンクになっています。
また家財やゴミの処分を頼むのであれば、こちらも参考にしてください▼
リンクになっています。
遺品整理サービスも行っている業者さんが多いです。