「お掃除の達人」として大人気の”家事えもん”こと松橋周太呂さんが、「ひも」を使っての洗濯を干す際の便利な方法を紹介している本が発売されています。
洗濯でひもを使うというと、洗濯ロープにするのかな?と思い浮かべる方がいるのではないでしょうか。
松橋周太呂さんが紹介されている洗濯での「ヒモ活用術」は、洗濯を干す際に出てくる悩み(洗濯を干す場所がない・針金ハンガーだと服がずり落ちてしまう)などを解決してくれる方法が紹介されています。
その方法を、今回は実践しながら詳しく紹介していきます。
洗濯物を縦に干す活用術
溜まった洗濯物を一気に洗った時、靴下やハンカチなどの小物がピンチハンガーを占領してしまい、干すスペースが足りなってしまう場合がありますよね。
そんな時に便利なものが、ダブル洗濯ばさみ。
手芸などに使うひも(アクリルコードなど)と、洗濯ばさみを用意します。
洗濯ばさみのバネ部分をひもでつなぐと、ダブル洗濯ばさみの完成です▼
ピンチハンガーに干した洗濯物に、ダブル洗濯ばさみを取り付けます▼
取り付けたダブル洗濯ばさみに、さらに洗濯物をつなげれば、縦干しの完成です▼
干し方のポイント
洗濯物は、外側を長くしてアーチ状に干すと、空気の流れが良くなり、乾きがグンと早くなる。
干すスペースを増やす活用術
次は、洗濯ばさみをつなげて、干すスペースを増やす方法を紹介します。
1本のひもに洗濯ばさみを3~4個つなげ、それをピンチハンガーにつけることで干せる洗濯物の量が一気に増やすことができます。
干すスペースが狭くても、この方法を覚えて置けば安心ですよ。
まずは、ひもに洗濯ばさみを取り付けていきましょう。
①60~70㎝ほどのひもと、洗濯ばさみを4個用意します▼
②洗濯ばさみを20㎝ほどの間隔をあけて結んでいきます▼
このように洗濯ばさみ4個を取り付けます▼
③ひもの両端に輪を作れば完成です▼
洗濯ばさみに靴下を取り付け▼
ピンチハンガーにつけます。
こちらは縦につけたバージョン▼
横にもつけることができますよ▼
ハンガーの滑り止めに
襟ぐりの広いカットソーや、肩ひもの細いキャミソールなど、細いハンガーにそのまま干すと滑り落ちてしまう場合がありますよね。
そういった時は、ハンガーにひもを巻き付けることで、ひもが滑り止めになる、滑り止めハンガーを使うと便利ですよ。
針金ハンガーとひもを用意します。
①ハンガーの端にひもを結び付ける▼
②短いひもを巻き込みながら、ハンガーにきっちりとひもを巻き付けていきます▼
③10㎝ほど巻いたら、ひもの端を巻き終わりの輪に通してとめます▼
巻き結びでとめるのがおすすめ
左右結べたら、滑り止めハンガーの完成です▼
襟ぐりの広いインナーを干しても、ずり落ちることはありません▼
ブラウスもしっかりと干せます▼
このように、ハンガーに結んだひも部分がしっかりと滑り止めの役割りを果たしてくれます▼
詳しいヒモ活用術については
今回はヒモ活用術の洗濯干し編を紹介しましたが、ほかにもヒモの活用方法はいろいろあります。
洗濯に使えるだけでなく料理や収納、掃除にもヒモを使うことができ、毎日こなす家事に役立つアイディアが満載です。
興味が湧いた方や、もっと「ヒモ活用術を知りたい!」という方は、
【NHKまる得マガジン あなたから今日も”ヒモ”生活】を手に取ってみてはいかがでしょうか。
本屋ですと、NHKテキストコーナーに置かれています。そこでもし見当たらなかったら、実用書の掃除コーナーを探してみてください。
まとめ
天気の悪い日などに部屋干しする場合や、洗濯物が多い場合などに使える便利なヒモ活用術。いかがでしたでしょうか?
家族の多かったり、小さなお子さんがいらっしゃる家庭ですと、細々した洗濯物が多くなりますので、そういった場合にも活用されるととても便利な方法ではないでしょうか。