掃除アイテムとして大人気のオキシクリーン。
ふだんのお掃除で使われている方も多いかと思います。
お掃除初心者の方でも簡単に使うことのできるオキシクリーンですが、使う際に気を付けなければならない点がいくつかあります。
これから使ってみようと思っている方や、既に使っている方も、オキシクリーンを正しく安全に使用するために、今回はオキシクリーンを使う際に「してはいけないこと」を紹介していきます。
オキシクリーン使い方注意点①素手でオキシクリーンに触れない
オキシクリーンには、タンパク質を溶かす性質があります。
人間の皮膚の主な成分はタンパク質になるので、素手でオキシクリーンを触ってしまうと手荒れの原因になります。
手荒れを防ぐためにも、使う際には必ずゴム手袋を着用するようにしましょう。
万が一触ってしまった場合には、すぐに水で洗い流すようにしてください。
また、目に入ったり飲んだりすることも危険です。粉や溶液が目に入らないように、十分に気を付けながら使用してください。
応急処置法
<目に入った場合>
すぐ水で15分以上洗い流し、すぐに眼科医に相談する。
<飲んでしまった場合>
水を飲ませるなどの処置をして、医師の指示に従う。
また、目や肌にかゆみなどの異常を感じたときは、使用を中止して医師の診断を受けるようにしてください。
オキシクリー使い方注意点②オキシ溶液を水で作ってはいけない
オキシ溶液を作る際には、必ず40~60度のお湯で作るようにしてください。
「粉が溶ければ水でもいいんじゃないの?」と思われる方がいるかと思いますが、オキシクリーンの主成分である過炭酸ナトリウムは、40~60度のお湯で溶けることで、汚れを分解するのに理想的な酸素量を放出します。
放出された酸素の泡が、衣類などについた汚れだけを浮き上がらせ、素材を傷めることなく汚れだけを落としてくれます。
水温が冷たいと、酸素放出量が少なくなり、効果が半減してしまうのです。
酸素のパワーを最大に引き出すために、必ずお湯で溶液を作るようにしましょう。
覚えておこう!
アメリカ製のオキシクリーンには、界面活性剤が含まれているので、溶液を作るとモコモコの泡が発生する。
日本製のオキシクリーンには、界面活性剤が含まれていないため、アメリカ製のものよりも泡立ちは少ないが、細かい酸素の泡で繊維の奥まで汚れを落とす。
オキシクリーン使い方注意点③6時間を経過したオキシ溶液は使わない
オキシクリーンで使われている過炭酸ナトリウムは、お湯に溶けると「炭酸ソーダ」と「過酸化水素水」に分離します。
約6時間を経過すると、アルカリ性のナトリウム溶液へと変化します。
そうなると、酸素の効果はなくなってしまうので、6時間を経過した溶液を使用しても、汚れが落ちることはありません。
そういったことから、つけ置き時間は6時間以上しないようにしましょう。
覚えておこう!
オキシ溶液の作り置きはしないこと!
こちらも6時間を経過したら効果はなくなります。
オキシクリーン使い方注意点④密封容器にオキシ溶液を入れない
オキシ溶液からは常に酸素の泡が発生して、汚れを分解している状態です。
スプレー容器などの密封されたものに詰め替えると、膨張して破裂する場合があるのでとても危険です。
また、袋などにオキシ溶液を入れてオキシ漬けをする際も、袋の口を完全に閉じてしまわず、ゆるく結ぶなどして隙間を作るようにしてください。
「密封状態」には絶対にしないように、気を付けながら使いましょう。
オキシ溶液でなく、粉をほかの容器に入れ替える際にも、密封された容器には入れないように。
溶けていない状態でも、少量の酸素が出ているので、容器に小さな穴を開けるなどの工夫をしましょう。
販売されているオキシクリーンの容器には、実は小さな穴が開いていて、密封状態にならないようになっています。
<おまけ>オキシ漬けで上手に汚れを落とすコツ
オキシクリーンのパワーが十分に発揮されるのは、40~60度のお湯を使うことがポイントです。
オキシ漬けをする時に、効果を長く継続させるための工夫をすることで、より汚れを落とすことができるようになります。
その工夫というのは、オキシ漬けをしている間も、水温を下げないということ。
水温が下がるにつれ、汚れを分解する酸素放出の量も少なくなってしまいます。
オキシ漬けをする時は、放置する前にふきんやタオル類で覆うようにすると、水温を保つことができます。
また、覆ったふきんやタオル類の漂白もできるので、一石二鳥ということになります!
ココがポイント
水温を保つ工夫をする。
洗浄力抜群のオキシクリーンのパワーを発揮させるために、ひと工夫してみましょう。
まとめ
オキシクリーンに限らず、さまざまな洗剤にはそれぞれの使用方法があります。
必ず使用する前には、注意書きや使い方の説明書きなどをしっかり読み、正しい方法で使用するようにしましょう。
正しい使い方をすることで、さらにお掃除が楽しくなるかと思います。
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