写真は故人が写っていたりと、
扱いにはデリケートな面があります。
遺品整理は故人の家財などを整理したり処分したりと、たいへんですが、
写真の取扱いについては特に慎重になりたいところです。
とくにアルバムが数冊あり、写真の枚数も多いと処分に迷う・困る方もいるのではないでしょうか?
このページには
写真の仕分け~処分~管理まで、問題になりそうなところが書いてあります。
思い出の写真の整理で後悔しないために
写真はほとんど捨ててしまうという方もいます。
しかし、処分したあとで『やっぱり取っておけばよかった・・』と後悔することも考えられます。
写真が見たくなるときもあるのではないでしょうか?
また故人と一緒に写った写真、故人が大きく写っている写真は飾りたいということもあるかもしれませんね。
写真はモノとはいえ、故人が写っているものは特に写真自体がいとおしくなる気持ちになると思います。
そこで写真の整理では、むやみに捨てないで猶予期間を置き、取っておくことを勧めます。
ポイント
つい捨ててしまって後悔しないために確保しておく。時間がある程度経って、これは処分してもいいだろうと判断したら処分を考える。
写真の整理と仕分け
そうやって確保しておいた写真の中から具体的に何を捨てるか、残すのかが整理・仕分けです。
整理・仕分けも慎重にします。
故人がアルバム等にきちんと収納していたり、年月日や場所ごとに整理していた場合はそのまま写真を見ていってチェックします。
もしバラバラで写真が何枚もあるときはアルバム等の整理できるものを用意してください。
分厚くて重いアルバムもあるかと思いますが、あとでいうデータ化すればスリムにできますね。
いずれにせよ慎重に捨てるもの・残してくものを決めていきます。
私がやった内容ではありますが、整理のポイント▼を紹介しますので参考にしてください。
ポイント
- 重複するものは処分を考える
- 家族や周りと話し合ったうえで仕分けする
- 取っておく写真をタグ付けなどしてさらに仕分けする

一概にいえませんが、

可能なら家族等とよく話し合って決める
遺品整理を一手に任せられていないのであれば、周りともよく話あって仕分けしたほうがいいですね。
残すべき写真を決めたら目的に合わせ分類、そしてわかりやすいように目印をつけておきます。
例えば供養するとか焼き直しするとか、配る用とかその後の使い方によって分類しておきます。
あとあと家族に配る場合にも便利です。
写真の処分方法
仕分けの結果、処分する写真があれば、写真は燃えるため"可燃ごみ"に出すことができます。
ただ、ゴミ出しするのは抵抗ある方もいらっしゃいますよね。
そんなときはお寺や神社で供養・お焚き上げしてもらうことも可能です。
大切に「捨てる」
気持ちの問題として、大切に捨てれば、ごみに出したとしても咎められるべきことではありません。
むやみに捨てることをしない限りは、捨てるべきものはきちんと捨てたほうが晴れやかな気分にもなりますからね。
きれいな紙などでラッピングして捨てるといいかもしれません。
写真供養をする
弔いをしたいと思ったら、
供養・お焚き上げしてもらうのが一番です。
亡くなった方への自然な感情・気持ちです。
メモ
写真を箱詰めしてお寺に郵送や宅急便で送ってその後向こうで供養してもらうという方法もある
お寺や神社など、供養をしてもらえるところは全国各地にありますよ。
ポイント
- 写真は可燃ごみ(燃えるごみ)で処分することができる
- ごみに出すときも、大事に扱う
- 写真供養という手もある
写真の管理やデータ保存(デジタル化)
写真はデジカメに入っているデータから紙の写真までさまざまですが、
紙の写真はそれなりに場所を取りますよね。
アルバムに収納したらなおさらです。
そこで、データ化しておいて場所をとらないようにすることが考えられます。
今やコンビニ・家電量販店、写真屋さんに行けば写真をデータ化できますし、
枚数が多くて大変なときは、自宅でプリンター等を使いスキャンして端末に取り込んでおいたり、
データ化を代行する業者へ頼むことだってできますよ。
メモ
古い写真などコンビニ(セブンイレブンなど)でスキャンしてデジタル化が可能。USBメモリやスマホに保存できます。
また、写真をデータ化するかどうかは別として、写真の保管には要注意。
ひと目で大切なものがある・写真があるということがわかるようなケース等に入れて間違って捨ててしまわないようにします。
焼き直しや修復・加工サービスを利用して保存
故人が大きく写った写真など大切な一枚は、
きれいに保存しておくのもいいですよね。
そのための方法が写真の『焼き直し(再プリント)』や『修復・加工』。
カメラのキタムラのホームページより引用▼
白黒の写真をカラーにしたり、あせた部分をきれいにしたりと
大切な写真をきれいに保つことができますね。
ポイント
- 紙の写真でもデジタル化して端末に収められるのでコンパクトにできる
- 写真のデジタル化ができるお店は身の回りにたくさんある
- 大切な写真は、焼き直しや加工してきれいにすることもできる
まとめ
写真は一生モノで故人が亡くなった後まで残せるものです。
はじめにも言ったように遺品整理で写真に向き合うときは、
まず処分を考えていたとしても、猶予期間をおいて気が変わらないかどうかチェックして、
いきなり捨ててしまわないことが大切です。
まとめ
- いきなり捨てずに、考えるための猶予期間をおく。
- まずは写真の確保から。
- 確保のあとは整理・仕分けの作業。
- 仕分けの作業にはいくつかコツもある。
- 写真のデジタル化で保管スペースがほとんど要らず、管理もラクになる。
写真以外の遺品整理については▼