急な出張や引っ越しで思わぬ出費を払ってしまう人がいます。
大型の家電や家具、処分してもらいたいモノが多い人がなりがちですが、そんな人におすすめしたいのが
【軽トラック積み放題プラン】
です。まとめてゴミを処分する際に知っておくと絶対にお得になりますのでチェックしてみて下さい。
不用品回収で高くついてしまうケースを紹介
不用品回収を行っている業者は多いですが、プランやコースの選択を間違えてしまうと高くついてしまうことがあります。
ゴミ回収の相場や追加オプション、スタッフ追加料等様々な流れがあるからです。
不用品回収業者を利用した際に発生するであろうケースをいくつか紹介していきますね。
ケース1 家電を引き渡したら2万円を越えてしまった話
冷蔵庫、洗濯機、テレビ等のリサイクル家電は家電リサイクル法の影響もあり、一つ一つの単価が高い傾向にあります。
一品3,000~6,000円と言われていて、4点になると20,000円を越えてくるケースも出てくるのです。
ヤマダ電気での16型以上のテレビの処理料金もリサイクル回収料金3,688円+収集運搬料1,080円=合計 4,768円(税込)かかり、家電は種類によっては不用品回収業者でも高くつくことがあります。
ケース2 見積書で突然金額が跳ね上がった話
基本料金にオプションを際限なく追加され高くなってしまったケースです。エアコンの取り外し料金一つとってもA社では10,000円、B社では不明といったようにオプションの値段設定は業者によって変化します。
搬入費3,000円、スタッフ追加料金5,000円と明記されているなら良心的で、金額すら書かれていない業者も存在します。オプションの料金が不明瞭なので、スタンダードなコースだと追加料金を取られやすいです。
ケース3 ベッドを処分してもらおうともったら一点で10,000円もした話
ベッドは10,000円くらいが不用品回収業者では相場になっています。ベッドはリサイクルショップへの売却が難しく、作業員が何名も必要になって人件費がかさむので役所での相場より高額になります。
これに加え階段料金など、高い階からの運び出しになるとさらに追加料金がかかることがあるのでご注意ください。
不用品回収の値段が意外と高い理由
不用品回収業者は人件費等がかかるので、処分する単価が役所よりも高くなります。
家電等の単価等の相場は以下の通りです。
ごみの種類別単価
- 家電 3000~6000円
- パソコン器具 1000~3000
- 家具3000~10000
- 寝具6000~10000
小さいものを数点処分するだけなら10.000円に抑えることができますが、それなりに大きものを3.4つ処分しようとしたらあっという間に20,000〜25,000円になってしまいます。
家電は型が古いと売ることができませんし、家具も汚れがあるとリサイクルショップでも買い取りは厳しいです。
人が寝たベッドで寝たい人も、あんまりいませんよね。結局引き取りにお金がかかってしまう事態になります。
誰の手にも渡らない家具や家電を処理するのが不用品回収業者なので、回収の値段が高めに設定されているのです。
軽トラック積み放題プランの紹介
軽トラック積み放題プランは、その名の通り家から出た粗大ごみを軽トラックの荷台に詰め込める限界まで積み込むことの出来るプランです。
積み込める量はトラック単位で変化していき、積み放題プランには軽トラックから1t~4tまで種類があります。
積載量と相場の目安は以下の通りです。
■トラック別積載量
- 軽トラック 1ルーム~1Kで出る不用品の回収に最適
- 1tトラック 1K~1DK相当
- 2tトラック 2LDK相当
- 3tトラック 3LDK相当
- 4tトラック 4LDK相当
積み放題プランだとしても、家電リサイクル法の対象になるエアコンや冷蔵庫等は各種1個までといった制限を設けている業者もあるのでご確認ください。
相場は業者によってプラン等でバラつきがあるので詳しい分類は出来ませんが、一立米(一立方メートル)につき10.000円前後発生すると考えてみると目安がつけやすいです(軽トラックは2立米前後のものが多く、相場も20.000円を区切りに前後している)。
軽トラックは一度に個人では処理できない大量の処分を行う事ができるので、うまく使えばとてもお得に粗大ごみの処分ができる便利なサービスです。
次は、どんな時だとより積み放題プランがお得になるかについて紹介します。
軽トラック積み放題プランの方がお得になるケース
一度に大量の粗大ごみを処分したい時や、単価の高いリサイクル家電やベッドを複数処理する場合に積み放題プランがお得になります。
引っ越しや日々の生活で中々粗大ごみの回収に手を回せない方にとって、運び込みから処分まで一回の訪問でやってもらえる積み放題プランは少しずつ処分していくより効率的です。
また高いと処分費用が一品で6,000円する家電や、10,000円するベッドなども複数所持しているなら積み放題のプランで処分したほうが安く済みます。
自分のライフスタイルや処分する粗大ごみの単価と相談して、効率的に処分していきましょう。
軽トラック積み放題プランの注意点
軽トラック積み放題プランは、業者や利用形態によって金額が変わります。
全部業者が運んでくれるお任せプラン、一部を手伝うセルフプラン、軽トラック・2t~4tのトラックが来るプランと言う風に業者にとって手間がかかる作業ほど高額になる傾向にあります。
積み放題プラン10,000円!と相場の15,000円より安いから頼んでみたらその値段はセルフの値段で、全ておまかせする場合は18,000円。ということもあります。
引っ越し業者と同じく、2階より上の階でエレベーターがない場合は追加料金がかかることもあります。
また軽トラックの場合は幌(ほろ。トラックにかけられる緑色の風よけ)つきとそうでないものがあります。
幌があると、荷物を留める役目を果たすのでトラックからはみ出すことなくより多くの荷物を詰めることになります。同じ値段なら断然幌ありの軽トラックの方が多く積めてお得ですね。
※赤枠で囲まれている部分が幌
夜間や早朝といった対応が難しい時間だと追加料金が発生することもあります。逆に、どんな時間帯でも追加料金が発生しない業者もあるので比較・検討が大切です。
軽トラック積み放題のメリット、デメリット
次に、軽トラック積み放題のメリットやデメリットについて触れていきます。
一気にものを処理できる積み放題プランはいい事づくしに見えますが、シチュエーションによっては不利にはたらくこともあります。
積み放題のメリット
積み放題プランが持つ一番のメリットは手軽さです。
役所での回収では粗大ごみを外に捨てる必要があり、自分で運ばないといけません。
1つや2つならともかく、3つ以上の大きな粗大ごみを捨てるとなると厳しいですよね。
ですが積み放題プランなら全部業者がやってくれるので手軽に多くのごみを処分できます。
対応もスピーディで、業者によっては深夜や早朝の問い合わせにも対応し数時間で到着、作業完了ということも可能です。
会計も全てを含んだセット料金ならわかりやすく、追加の幅も小さいので費用の当たりがつけられます。
手軽、即時対応、わかりやすい会計がメリットとして挙げられるのではないでしょうか。
積み放題のデメリット
積み放題プランが持つデメリットは、余計にお金を払ってしまう可能性があることです。
軽トラック積み放題では、スペースが空いていたらその分お金が返ってくるというシステムはありません。
処分するものが少ないと無駄な費用が発生してしまうのです。
また積み放題といっても何でも積み放題というわけではありません。
金庫などの特に重いものや動物の死骸、ペンキなどの液体不用品、リサイクル家電などは品数が制限されるか、載せること自体を禁止する業者もあります。
積み放題にしなくとも、少しずつフリマアプリやオークションで細かく売れば処分量がかからないケースもあります。
予想より多くお金を払う可能性、全て積み放題ではないこと、フリマアプリで処分できるかもしれないことがデメリットと言えるのではないでしょうか。
今の状況に合わせ、メリットとデメリットを理解した上で判断することによって損をしないでゴミ処分をすることが出来ます。
まとめ
以上がゴミ・不用品回収の軽トラック積み放題プランのメリットやデメリットについてでした。
とりあえず一個一個売るのは面倒だし手間がかかる。まとめて収集が付かないという人はトラック積み放題がおすすめです。
積み放題についてのまとめ
- 業者によっては高くなってしまう
- 複数を一気に処分することが出来る
- 早朝や深夜、引越し当日でも対応してもらえる
- ごみが少ないと余分にお金を払うことになる
- 全て積み放題というわけではない
単価ごとに明確な基準がある、パック料金に運搬費やエアコン取り外し費が明記された、透明度の高い業者の利用がおすすめです。
積み放題プランはうまく使えば部屋もスッキリする上にお財布へのダメージも最小で済ますことができます。
信頼できる業者を見つけ、おトクにごみを処分していきましょう。