灯油の処分には注意が必要!
古くなった灯油を捨てる際には十分に注意が必要です。
なんとなくで処分してしまうと火災や環境汚染の恐れがあります。
特に気をつけたいのは、少量であれば紙や布に染み込ませて捨ててもよいというネットの記事などです。
当ブログではたとえ少量であろうとも、おすすめしていません。
他に灯油を安全に確実に処分する方法はありますので、5つ紹介します。
灯油は引火点が低く燃えやすい
なぜ、少量であっても紙や布に染み込ませて捨ててはいけないかというと、灯油は引火点が低いためです。
40~60度で火がついてしまうため、ゴミ袋などで出した場合の環境によっては火が出かねないということですね。
50㏄~100㏄のごく少量であれば、紙に捨てても大丈夫というアナウンスを出している県などもありますが、万が一を考えてそのくらいの量であれば使い切ってしまいましょう。
灯油の処分方法5つ
おすすめ順に処分方法を5つ紹介します。
少量なら石油ストーブなどで使い切る
ポリタンクに残りが少しが余っているなどであれば、石油ストーブ、ファンヒーターなどで使い切ってしまいましょう。
シーズン以外で処分しようとすると、気温などで大変なのでシーズン中に使い切りたいですね。
面倒かもしれませんが一番確実で安全な処分方法です。
知り合いに分ける
知り合いに分けるのも一つの手です。
ポリタンクがあれば運搬はできますので、親戚やご近所などに分けてみて下さい。
これも使うとき以外に貰う人はいないと思いますから、余そうだなと思ったら事前に検討をつけて分けていくのがよいですね。
ガソリンスタンドに持っていく
ポリタンク数本など量がある場合は、ガソリンスタンドに持っていきましょう。
セルフではなく、フルサービスのステーションであれば対応してくれるところも多いです。
ポイントとしてはガソリンをいつも入れるお店や、灯油を購入したお店がよいということです。
それ以外の場合は、事前に問い合わせをして聞く必要があり、また灯油を引き取りするのに料金がかかる場合もあります。
灯油販売店に持っていく
灯油を購入した販売店に持っていくのもよいですね。
専門店や巡回車などで、引き取りしてくれます。
気をつけたいのは、ガソリンスタンド同様付き合いがあるお店に頼むのがよいということです。
引き取りができない場合もありますので、事前に問い合わせをしましょう。
不用品回収業者に依頼
不用品回収業者で灯油を引き取ってくれる業者もあります。
灯油が本当に大量にあり、自分では運搬もできず困っている場合などは不用品回収業者に頼むことになりますね。
ただし、灯油自体は特別管理廃棄物となり許可がない場合は処分ができないので、処分を代行してもらう形となりますので料金は割高になってくるかと思います。
量や状況によって引き取りしてもらえるかどうか決まりますので、問い合わせてみましょう。
灯油の処分で絶対にやってはいけないこと
灯油の処分において知らないでは済まされない絶対にやってはいけないことがあります。
山や川や海に捨てる
地面に穴を適当に掘って捨てたり、山や川、海などに捨てるのは絶対にやめましょう。
これらは不法投棄にあたり5年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金が科せられる場合があります。
法人の場合はさらに重い罰則があります。
布や紙にしみ込ませて捨てる
冒頭にも書きましたが、布や紙にしみ込ませて捨てるのはおすすめしません。
大量であれば当然危険ですが、少量でも発火する恐れがありますのでやめておきましょう。
少量であれば使い切る、これが鉄則です。
灯油を燃やす
灯油自体に火をつけて燃やすこともやめましょう。
ケガや火事など大事になる可能性が高いです。
子供が遊びでやってしまうこともあるので、灯油の保管には十分に気を付けて下さい。
まとめ
- 灯油は少量でも紙に仕込ませて捨てない
- 少量なら使って処分する
- 灯油は燃えやすいので注意する
- ガソリンスタンドや販売店で引き取りしてもらう
- 手に負えない場合は不用品回収業者へ
- 不法投棄や、燃やすなど間違った処分は絶対にやらない
以上、灯油の処分方法についてでした。
大量に余らせることはなかなかありませんが、だからこそ『少量なら』と間違った処分をしがちです。
ちょっとしたミスで、法を犯してしまったり、人的災害など人に迷惑をかけてしまうので適切に処分しましょう。
灯油の処分について他に分からないことがあれば、お問い合わせよりお気軽にどうぞ!