いらなくなった冷蔵庫、洗濯機、ベッド。これら粗大ごみを処分する際、安く処分する方法があるのをご存知でしょうか。
どこで処分しようと大きな差はないと思っている方はご注意ください。処分の方法によって数万円以上の差がつくことがあります。
損をしてしまわないためにも、粗大ごみの処分方法について理解を深めていきましょう。
粗大ごみとは
家庭から出るゴミで、高さ・幅・奥行きのいずれか1辺が30cmを超える自転車や布団などの大きなゴミや、家電製品の前に燃やす前に砕いておかないといけない小さなゴミが粗大ごみと言います。
主な粗大ごみ
- 電気、ガス、石油器具
- 家電(エアコン・テレビ・冷蔵庫)
- 寝具
- 自転車
これら粗大ごみは、そのままゴミ収集所に置いても「回収できません」の札が貼られ回収してもらえません。
各自治体への申込みや、業者への依頼を経由して捨てることになります。
粗大ごみの捨て方
粗大ごみの捨て方は主に①市区町村への依頼②サービス業者への依頼の二つです。これに加えて冷蔵庫などの家電等では③電気店に引き取りを依頼することが出来ます。
役所と業者を使った場合の流れについてみていきましょう。
市区町村への依頼
市区町村への依頼は、以下のような工程になっています。
- ①粗大ごみの品名・数量を確認する
- ②電話orインターネットで申し込む
- ③粗大ごみ処理のシールを購入する
- ④当日の朝、粗大ごみを出す
まず①粗大ごみの品名・数量確認をします。粗大ごみが家具の場合、かかってくる手数料も変わるのでメジャーなどできっちりと図ることをオススメします。
![](https://soujinotatsujin.com/wp-content/uploads/2019/03/sodaihinnmoku.pdf-Mozilla-Firefox-2019-03-02-13.17.36.png)
※記載された画像は、品川区の粗大ごみ手数料PDFです。
ベッドの値段がダブル>セミダブル>シングルの順になっているように、大きい粗大ごみほど引き取り単価が高くなる傾向にあります。
次に②電話orインターネットで申し込むのですが、市区町村によっては電話のみで申し込みを受ける場所があります。わたしの住んでいる地域ではインターネットの申込ができなかったので、お住まいの市や区のホームページで確認をおすすめします。
粗大ゴミを引き渡す方法は家で集荷を待つ「回収」と、ゴミ処理場へ車などを使って持っていく「持ち込み」があり「持ち込み」のほうが単価が安くなる傾向にあります。
電話で引き渡し方法等を確認した後に③粗大ごみ処理のシールを購入します。
こういった形のシールで、地域のコンビニやスーパーに置いてあることが多いのでそちらでお買い求めください。
最後に④当日の朝、粗大ごみを出します。朝8時に回収される自治体が多いですが品目によって収集時間が違う場所もあるので、お住まいの地域のホームページを参考にしてください。
サービス業者への依頼
サービス業者への依頼は、以下のような工程になっています。
- 粗大ごみの品名・数量を確認する
- 電話orインターネットで見積もりを問い合わせ
- サービスを選択
- 業者の指示に従い処分
粗大ごみの品数や量を確認するところまでは一緒で、問い合わせによって見積もりを出してもらいます。
業者は品物ごとの単価を表示しているサイトが少ないので、料金は電話やプラン次第になります。
サービスを選択後、会社から詳しい処分方法を聞いてください。
役所と民間の違い
![](https://soujinotatsujin.com/wp-content/uploads/2019/03/対比.png)
捨てるには、役所と民間に頼む2つの方法があることがわかりました。
では次はそれぞれのメリット・デメリットや相場について詳しく理解していきましょう。
自分にとってどちらの方法が適切か知ることで、損することなく粗大ごみを処理することができます。
役所のメリット
役所で頼むメリットは、安心して処理してもらえることや価格が安いことです。
家庭の粗大ごみ処理は「一般廃棄物処理業許可」を所有する業者である必要があります。ですが、資格を持たないで回収をする悪徳業者も存在します。
役所に頼めば国の運営なので悪徳業者に頼むことはありませんし、渡した粗大ごみも悪用されることなく安心して処理されます。
料金も品目ごとに決まっていて、引き取り金額によって不当に高い額を請求されることもないので安く引き取りができます。
役所のデメリット
役所のデメリットは、1度に多く運べないことや家から持ち出してもらえないことです。
市区町村によりますが、一回の利用により10点まで、という役所もあります。
引っ越し前日、一気に処理しようとしたものの数点しか処理できなかった。というような事態に陥ることもあるのです。
加えて、身体に障害がある方や高齢の方といった外に粗大ごみを出すのが難しい家庭以外は家の中まで集荷してもらえません。
条件から漏れる体力に自信がない方や、大型の粗大ごみを処理しようという方には運び出しされないのは厳しいでしょう。
民間のメリット
民間のメリットは一気に処理できることや、即日対応してくれることです。
軽トラックに積めるだけ積むことができる、一括処理プランを使う会社もあります。
大きな粗大ごみが少ない場合は、何十点もの粗大ゴミを一回の依頼で処理することができるので急いでいる時に便利ですね。
対応が素早く、お問い合わせもメールで24時間受け付けている所もあります。
素早く、一気に粗大ごみを処理するには民間に頼むとスムーズでしょう。
民間のデメリット
民間のデメリットは、価格が不透明だというこや悪徳業者の可能性があることです。
民間は品目ごとに単価を全部書いてある場所は少なく、まずは見積もりという段階を経る必要があります。
基準が決まっていないので、選んだサービスによっては基準より高い額で引き取りになる可能性もあるのです。
粗大ごみの回収は資格制なのですが、資格がない悪徳業者が回収を利用してわたしたちに危害を加える可能性もあります。
経済産業省の粗大ごみ処理についての項でもあるように、粗大ごみを扱えるのは「一般廃棄物処理業許可」や委託が必要ですが「産業廃棄物処理業許可」といった紛らわしい資格をかかげて騙そうとする業者もあるのです。
サービス業者を利用する際は、そういったことにも注意して信頼できる業者を選びましょう。
粗大ごみ回収を役所で頼む相場
では、役所で処理を頼む際にどの程度お金がかかるのか計算してみましょう。
棚付き学習机、ダブルベッド、最大一辺80cm以上のテーブル。この3つの粗大ごみを持ち込みや処理券を利用し最安価で処理すると仮定します。
品川区、大阪市、福岡市での相場は以下の通りです。
- 品川区 1,900円
- 大阪市 2,400円
- 福岡市 3,000円
品川区は品目ごとに細かく料金が設定されていますが、大阪市や福岡市は処理券や一定の大きさを越えたら一律の値段になる仕組みになっています。
どんなに大きくとも持ち込みなどを駆使すれば1品目1,000円程度で収まるでしょう。
粗大ごみ回収を民間で頼んだ相場
では、粗大ごみ回収を民間で頼んだ場合はどうなるでしょうか。
いくつかの会社を調査しましたが、品物の大きさによって400円~10,000円と大きなバラつきがあります。
軽トラックや2tトラックに乗せ一括処理をしてくれる乗せ放題サービスを実施する業者もあり、1㎡あたり1万円程で回収されます。業者や見積もりに左右される印象ですね。
なぜ役所での処理より高めになるかというと、業者が家へ向かうまでの運送費や持ち出しの作業量等が処理の費用として上乗せされるからです。
業者が必ず高くなるというわけではなく積み放題サービスの利用の仕方によっては、役所より安く抑える事ができるケースもあります。
ですが業者は安さ<利便性なのでお金で便利を買うイメージです。
どちらに頼むのがおすすめか
![](https://soujinotatsujin.com/wp-content/uploads/2019/03/pexels-photo-941555.jpeg)
自分の使用用途によって、使い分けるのがおすすめです。
時間に余裕があり、安心して費用を抑えて粗大ゴミを処理したい場合は役所を利用するのがおすすめです。
引っ越しのように短期間で多くの粗大ゴミを処理しなければいけない方は民間を利用するのがおすすめです。
とにかく安くするため手間を惜しまないなら、役所で頼み持ち込みが1番安く引き取りできるでしょう。
自分の状況にあわせて、ベストな選択をしていただけると幸いです。
まとめ
以上が、粗大ゴミを安く処分する方法でした。
今回のまとめは以下の通りです。
- とにかく安く抑えるなら役所に依頼
- すばやく大量処分したいなら民間に依頼
- 悪徳業者に注意
役所と民間は一長一短で、用途によっての使い分けが重要です。また、お得に処理をしたいのに損をしては元も子もないので悪質な業者にだけはご注意下さい。
実際に使ってみた方の声や情報を調べて、サービス業者を利用する際は安心できる業者を選んでお得な引き取りを実現させましょう。
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