市区町村の回収サービスでは引き取りを行っていないところが多い
古くなった消火器を処分するとき、粗大ごみとして市区町村の回収サービスを利用しようとすると、引き取りできないといわれることが多いです。
消火器の処分方法としては
- 新品購入時の引き取りを利用する
- 廃消火器リサイクルシステムを利用する
- 不用品回収業者に依頼する
などがあります。
この記事では
- 消火器処分の基礎知識
- 無料処分はできるのか?
- おすすめの処分方法
などを解説します。
消火器処分の基礎知識
一般的に普及している消火器は『粉末消火器』という種類のもので、中身には
- 炭酸ガス
- リン酸アンモニウム
が含まれています。
使い方によっては危険な場合もあるので、市区町村の粗大ごみ回収サービスでは引き取りをしておらず、専門業者を紹介されることが多いです。
新宿区の粗大ごみ案内ページ▽
専門業者は一般社団法人日本消火器工業会などで、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行から、環境大臣の認定を受け、リサイクルシステムを展開しています。
粗大ごみとしては処分しにくいと考えておくとよいですね。
ちなみに専門業者に頼んだ場合、1本1500円~2200円が料金相場となっています。
引き取り・無料処分などはある?
まだ利用できるものであれば、無料で引き取りや処分してくれるところもあるようです。
お住いの地域の業者によって異なりますので、自ら探す必要がありますね。
海外製の古いものなど、インテリア的な価値があるものは高値で取引があるようですが基本的には処分料金がかかると考えておいた方がよいです。
古くなった消火器のおすすめ処分方法3選
おすすめ順に処分方法を紹介します。
ホームセンターなど新品購入時の引き取りを依頼する
基本的に消火器を販売している店舗であれば、新品購入時に引き取りをしてくれるところが多いです。
購入時に消火器を持っていき、店舗側に処分を代行してもらうという感じですね。
無料・有料などありますが、消火器リサイクルシールが貼ってあるものは、購入時にリサイクル料金が含まれていますので、その分割引してもらえます。
運搬に気をつけたいものでもあるので、消火器の引き取りを行っているか、問い合わせをしてから持ちこみましょう。
消火器リサイクル推進センターに依頼する
消火器リサイクル推進センターは、一般社団法人日本消火器工業会が使えなくなった廃消火器を適切に処分する目的で、設立したものです。
消火器専門で処分・リサイクルを進めていますのでとても分かりやすく利用することができます。
利用の流れとしては、消火器が処分可能品目かを確認し
- 引き取りしてもらう
- 指定引き取り場所へ直接持ち込み
- ゆうぱっくで送る
いずれかを選択して、処分します。
処分料金が必要で、消火器リサイクルシールを購入しての支払いとなります。
小型であれば600円からで、そこに配送手数料やそれぞれの料金がかかってくる形です。
詳しくは公式サイトからどうぞ▽
不用品回収業者など民間業者に依頼する
消火器の数が多かったり、消火器以外にも不用品などがある場合は不用品回収業者でも引き取り可能なところがあります。
一品の回収だと割高になってしまうのでおすすめしませんが、引っ越しなどで大量にゴミがある場合は、積み放題プランなどを利用してかなりお得になる場合があります。
また運び出しから収集までしてくれますので、手間を省きたい方にもおすすめですね。
まとめ
- 消火器は市区町村の回収サービスが利用できないことが多い
- 基本的には処分に料金がかかる
- 新品購入時の引き取りサービスが一番簡単
- 消火器リサイクル推進センターでの処分もおすすめ
- たくさん量がある場合は不用品回収業者へ
以上、消火器処分のまとめでした。
消火器はガスが入っているため、処分にも気をつかいます。
特定の運送会社では配送をしないなどありますので、事前によく下調べしてから処分の手配が必要ですね。
基本的には、新品購入時の引き取り処分を利用するのがおすすめといえそうです。
大量にある場合は、不用品回収業に相談することで処分費用を抑えることができますよ。
最後までご覧いただきありがとうございました!