リ電解水を知っていますか?
お店で掃除用洗剤として、重曹やセスキ炭酸ソーダなどと一緒に陳列してあるのを見たことはあるかと思いますが、いったいどういった洗剤なのか?と、分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アルカリ電解水の性質や特徴、どんな汚れや掃除に向いているのかということを紹介していきます。
【アルカリ電解水】はどんなもの?
なんと!アルカリ電解水は、界面活性剤などの成分は加われていない「水100%」でできている洗浄液になります。
水は電気を流すと、酸性とアルカリ性に分かれる性質があります。
電気を流した水のアルカリ側だけを取り出したものが、アルカリ電解水です。
アルカリ性ということは、ほとんどの汚れの性質である酸性を中和して落とすことができるということになります。
つまりアルカリ電解水は、酸性汚れである「油汚れ」や「手アカ」、「皮脂汚れ」などの汚れを落とすときに効果的です。
また、雑菌を退治する働きもあるため、汚れを落としながら除菌ができる優秀な掃除アイテムになります。
ココがポイント
安全性が高く、二度拭き不要!
水100%で作られ界面活性剤なども入っていない洗剤なので、身体への悪影響はありません。
何でも口に入れてしまいがちな赤ちゃんやペットがいる家庭にとてもおすすめの洗剤です。
また、界面活性剤入りの洗剤などの場合は、きちんと拭き取るために二度拭きをする必要がありますが、水でできているアルカリ電解水は、洗浄液が例え残ってしまったとしても乾いてしまえば何も問題ありません。
重曹やセスキ炭酸ソーダのように粉が残るということもないため、二度拭き不要となるわけです。
【アルカリ電解水】の基本的な使い方
直接汚れに吹きかけて掃除する
ほかの洗剤と同じように、汚れに直接アルカリ電解水を吹きかけて拭き取る方法になります。
汚れがひどい場合には、アルカリ電解水を吹きかけ、5分ほど時間を置いてから拭き取ると汚れが取れやすくなります。
布に染み込ませて拭き掃除
電化製品の掃除もできるアルカリ電解水。
その際には、直接吹きかけては電化製品の故障などの原因になってしまうので、ぞうきん等にアルカリ電解水を染み込ませてから拭くようにします。
電化製品を掃除する際には、感電しないように必ず「電源を切る」、「コンセントを抜く」ことを忘れずに!
【アルカリ電解水】が使えない箇所
基本的にどこにでも使えるアルカリ電解水ですが、使用してはいけない箇所がいくつかあります。
水洗いできないもの/漆器/皮革類/絹製品/アルミ/銅/貴金属/宝石類/ニス塗りの家具/表面加工された家具/メガネ/自動車の塗装面
「水に濡れては困るもの」「コーティングされているもの」には使えない。と覚えておくといいかと思います。
【アルカリ電解水】を使う際の注意点
ゴム手袋を着用
アルカリ電解水は非常に強力なアルカリ性の液体になるため、使用する際にはゴム手袋を着用するようにしましょう。
酸性のタンパク質でできている人間の皮膚の細胞は、アルカリ性に触れると溶けてしまいます。
肌荒れの原因になるのを避けるために、使用の際には必ずゴム手袋を着用することを忘れないようにしてください。
目に入らないようにする
水でできているアルカリ電解水でも洗浄液なので、目に入ると危険です。
万が一、目に入ってしまった場合は、ただちに水で洗い流し、医師に相談するようにしてください。
直射日光・高温多湿を避けて保管する
アルカリ電解水に直射日光が当たり続けたり、高温になる場所で保管していたりすると、中性化が進んで効果が薄れてしまう場合があります。
そういったことにならないように、保管場所には気を付けましょう。
【アルカリ電解水】を使ってみた
実際にアルカリ電解水を使って掃除をして、どれだけの汚れが取れるのか見てみましょう。
キッチン汚れ
①コンロの油汚れを落としてみます▼
汚れにアルカリ電解水を吹きかけ▼
ぞうきんで拭くだけ▼
軽く拭いただけで、油汚れがしっかりと取れました!▼
②次はレンジをキレイにしていきます▼
電化製品なので直接吹きかけず、ぞうきんにアルカリ電解水を吹きかけ染み込ませます▼
レンジの中や表面をふきふき▼
汚れやホコリもしっかりと取れました▼
まとめ
アルカリ電解水は水でできているのに、とても強力な洗浄力があり、油汚れもしっかりと落とすことができます。
洗浄液ですので素手で触れてはいけませんが、安全性も高いので使用できる幅も広く、とても使いやすいアイテムとなりますね。
また、100円ショップなどでも取り扱われているので、手ごろな価格で入手することができるので、気になる方は試されてみてはいかがでしょうか。
ネットでお得に買う▽