気温もだんだんと上がり夏に向けて暑くなってきたので、エアコンを付けてお部屋を涼しく快適にしたくなりますね。
ところで、エアコンのお手入れはされていますか?
エアコンが汚いままで使ってしまうと、嫌なニオイがしたり、エアコンの効きが悪くなってしまうだけでなく、電気代もかさんでしまいます。
「エアコンの掃除って難しそう」「業者に頼まないとできないんじゃ?」と、自分でお手入れすることを躊躇っている方もいるかと思います。
そこで今回は、自分でも簡単にエアコンのお手入れができる方法を紹介していきます。
エアコンが汚いとどうなる?
上記にも少し書きましたが、エアコンが汚れたままで使用すると、さまざまな悪影響を及ぼします。
カビが発生し、嫌なニオイがする
エアコン運転をすると、内部は湿度が高い状態になった高温多湿の環境で、カビが非常に発生しやすい場所となります。
そしてエアコンのお手入れをせず、ホコリや汚れが内部に溜まっている状態ですと、カビはそれらを栄養源としてどんどん増えてしまいます。
健康被害・病気を引き起こす
カビが大量発生しているエアコンを運転すると、空気中にたくさんのカビをまき散らしてしまうことになります。
カビは私たちの健康に悪影響を与える厄介なものです。
・アレルギー性鼻炎
・呼吸器系疾患
・肺炎
などといった病気の原因にもなります。
電気代が高くなる
エアコンにホコリや汚れが溜まることで、フィルターが目詰まりを起こし、エアコンが効率よく働かなくなってしまいます。
それによって、必要以上に電力を消費するため電気代が高騰してしまいます。
エアコンの寿命を縮める
一般的に、家庭用のエアコンの寿命は10年程度と言われています。
エアコンの寿命をできるだけ伸ばすためには、エアコンを故障させないことが大事!
エアコンを使えば使うほど、部品が劣化してしまうのは仕方のないことですが、定期的にメンテナンスをしてあげることで、エアコンの寿命を延ばすことはできます。
メンテナンスをせずにいると、10年ある寿命が、5年~7年と短くなってしまいますので、しっかりとお手入れをするようにしましょう!
【エアコン】基本のお手入れ
自分でお手入れする際のやり方を紹介していきます。
エアコン内部(熱交換器など)の掃除は、専門業者におまかせすることをおすすめします。
自分で掃除して壊してしまう、またはケガをしてしまう・・なんてこともありますので、内部掃除は避けるようにしましょう。
エアコンのお手入れを始める前に・・
ココに注意
メーカー・機種によって、エアコンの掃除方法は異なります。
必ず取扱説明書をよく読んでから、お手入れを行うようにしてください。
また、掃除をする前に必ず電源を切り、コンセントを抜いてください。
感電したり、漏電する危険性があります。
それでは、基本のお手入れについて説明をしていきますね。
自分で掃除できるエアコン部分は4ヶ所あります。
- エアフィルター
- 前面パネル
- エアコンの外側全体
- 上下左右ルーバー
掃除するエアコンの場所によって手入れ方法も違います。
エアフィルターの場合
フィルターについたホコリを掃除機で吸い取る。
汚れがひどい時は、水を張ったバケツなどに液体の中性洗剤を少し入れ、やわらかい布などで軽くなでるようにして洗う。
しっかりと水ですすいだあと、軽く水を切り、日陰干しでよく乾かす。
前面パネル、エアコン外側、ルーバーの場合
やわらかい布などで拭き掃除。
汚れがひどい時は、中性洗剤を溶かした水を含ませ、よく絞ったやわらかい布で拭く。
洗剤を使った場合は、必ず水拭きをして仕上げる。
特別なものを使う必要はありませんし、家にあるもので簡単にエアコンのお手入れができてしまいます。
ただ、以下のものを使用しての手入れは避けるようにしてください。
注意
・40℃以上のお湯
・ベンジン、シンナーなどの揮発性の溶剤
・クレンザーや磨き粉
・タワシなどの硬いもの
エアコンの変形、変色、傷の原因になるので使用しないようにしましょう。
便利アイテム【お掃除手袋】の紹介
先ほど紹介した基本のお手入れ方法では、掃除機を使用したりとなっていましたが。
とても便利なアイテムを発見してしまいました!それがこちら!
マイクロファイバーお掃除手袋
こちらの商品は、100円ショップ「セリア」で見つけて購入したものになります。
ざっくりと説明してしまうと、この手袋をつけて汚れ部分に触れることで、汚れやホコリを絡め取りキレイにするということです。
特徴や使い方などを詳しく紹介していきますね。
お掃除手袋の特徴
細かいチリやホコリなども、しっかりと絡め取ることができる、超極細繊維マイクロファイバーを使用。
隙間などの、ふだん掃除しにくい場所の汚れも、指先でキレイに掃除ができる。
用途
家具・家電・ブラインドなどの拭き掃除や、水まわりのお手入れに
※電球や蛍光灯の掃除をする際は、必ずソケットから取り外してください。
※機器を掃除する際は、電源をお切りください。
使用方法ですが、乾拭き・水拭きとどちらにでも使うことができます。
ココがポイント
初めて使用する場合は、使う前に必ず2、3回水かぬるま湯で洗い、絞ってから使うようにしてください。
水拭きとして使う際は、しっかりと固く絞ってから使うようにしてください。
ガンコな汚れには、洗剤を併用すると落としやすくなります。
肌の弱い方や体質によっては、かゆみ、かぶれ、発疹などをおこす場合がありますので、異常を感じたら直ちに使用をやめましょう。
お掃除手袋が使えないもの
・傷つきやすい塗料面(うるし、金銀箔)
・仕上げのしていない木製品
使用する際の注意点などはいろいろとありますが、使い慣れてくると、掃除の際にはとても活躍してくれる便利アイテムになりますよ。
お掃除手袋でエアコンを掃除してみた
それでは、お掃除手袋を使ってエアコンをキレイに掃除してみましょう!
この手袋を使えば、億劫なエアコンのお手入れも、本当に簡単にできてしまいますよ!
まずは、しっかりとエアコンのコンセントを抜いてくださいね▼
こちらがエアフィルターになります▼
上下左右ルーバー左右ルーバー▼
やさしくさするようにフィルターの汚れを絡め取っていきます▼
ちなみに手袋は水拭き用で濡らしてあります。
狭い隙間のルーバーも、このように指先で奥まで掃除することができます▼
こんな感じでホコリが取れてます▼
エアコンの外側、前面パネルの表と裏も、隅々まで手袋でさすさす▼
これでエアコンのお手入れ完了です!あっという間すぎてびっくり!
こんなに簡単なら、毎日お手入れしてもいいくらいです!
ちなみに・・
我が家のエアコンは、取り付けてまだ1年経っていないので、あまり汚れていなかったのも、早く掃除が終えた理由です。。
お掃除手袋のお手入れ方法と注意点
●使用後はしっかりと洗い、硬く絞って、日陰で乾燥させる
●洗濯する際は洗濯機を使用せず、薄めた中性洗剤などで手洗いする
●長時間濡れままにしておくと、カビや劣化の原因になるので、しっかりと乾燥させる
●水濡れや摩擦などで、色落ちや色移りする場合があるので注意する
●繊維の性質上、手袋についた汚れが落ちにくい場合がある
●変色や変質の恐れがあるので、煮沸消毒や漂白剤・柔軟剤を使わない
●他のものと一緒に洗わない
●アイロンがけや乾燥機の使用は避ける
少しでも長くお掃除手袋が使えるように、使用後はちゃんとお手入れをするようにしましょう。
まとめ
夏が始まる前に、快適に過ごせるように、ぜひお掃除手袋を使ってエアコンのお手入れをしてみてはいかがでしょうか。
本格的にエアコン掃除をやろうとすると、どうしてもやる気が起きず、結局やらず仕舞い・・ということになっていた方も、これなら短時間で手間なく簡単に掃除ができますね。
定期的なメンテナンスも自分で行うことができるようになりますし、エアコンの寿命も延びて節電に節約と、良いこと尽くめです!