料理中にフライパンや鍋などを焦がしてしまう経験は、誰しもがやってしまうことです。
焦げてしまうことは避けられないですが、「焦げついてしまった汚れを落とす」ことはできます。
ただ、ふだんのような洗剤での洗うだけの方法では、ガンコな焦げ汚れは落ちてはくれません。
今回は、SNSでもじわじわと人気が出てきている「多目的クレンザー」を使って、こびりついた焦げの落とし方を紹介していきます。
【クレンザー】って何?
掃除アイテムとして使われる「クレンザー」。
名前は聞いたことはあるけど、いったいどういうもの?使い方は?
詳しいことを知らない方のために、まずは「クレンザー」について説明していきますね。
簡単に言えば、研磨剤が入っている洗剤のこと。
ふだん台所用洗剤として使っている中性洗剤などには、表面を研磨するための研磨材は含まれていません。
界面活性剤だけでは落としにくいフライパンや鍋などの焦げ汚れを削り取る時に用いられる洗剤になります。
ドラックストアなどでも、クレンザー商品は多く取り扱われています。
クレンザーの種類
主な種類は2種類あります。
■クリーム状タイプ
粒子が細かいのでキズがつきにくく、汚れだけをきれいに取り除く。
粉末のように飛び散らず使い勝手がいいため、使用しやすい。
消臭効果が期待できる。
■粉末状タイプ
研磨剤が多く、粗い粒子で削る力が強い。
安く手に入る。
ちなみに「多目的クレンザー」は、クリーム状タイプのものになります。
100円ショップ「ダイソー」で購入したものですが、同じ100円ショップの「セリア」や「キャンドゥ」でも取り扱っています。
容量は150gあり、きついニオイはなく、石けんのような爽やかな香りがします。
【多目的クレンザー】基本の使い方
使い方はいたって簡単。ひたすら擦る!がポイントです。
詳しい使用方法を説明していきますね。
敏感肌や皮膚の弱い方はゴム手袋を着用して使用するようにしてください。
step
1スポンジやぞうきんにクレンザーを取り、汚れを擦る
熱で固まった汚れは取れにくい場合がありますので、焦げなどのガンコな汚れには、硬めのスポンジを使ってください。
step
2クレンザーが乾く前に拭き取る
電子レンジや家電に使用した場合は、水拭きで拭き取ってください。
調理器具、食器などに使用した場合は、水でよくすすいてください。
step
3柔らかい布で磨く
保管方法
フタをしっかりと閉じ、高温多湿の場所を避けてください。
また、小さなお子さんやペットの触れられない場所に保管しましょう。
【多目的クレンザー】使えるもの・場所
クレンザーでの掃除といえば、焦げ落としやシンク掃除といったキッチンまわりに活躍しますが、実は他にもクレンザーを使って掃除をすることができます。
適したもの
車(ホイール等)・自転車(ハンドル/サドル/ペダル/ベル等)・洗面台(蛇口等)・浴室(蛇口/タイル等)・キッチン(シンク/蛇口/コンロ等)・調理器具(鍋/やかん等)など
【多目的クレンザー】使えないもの・場所
クレンザーは研磨剤が入っているのでガンコな汚れを落としてくれますが、キズをつけてしまう場合があります。
使用しないほうがいいものや場所をしっかりと把握してから、クレンザーでの掃除をするようにしましょう。
適さないもの
漆器・金銀等の貴金属製品・天然木製品・革製品・プラスチック製品・つや消し製品・塗装面・テレビ/パソコン画面・アクリル板
実践!【多目的クレンザー】でフライパンの焦げ落とし
びっちりとこびりついた焦げ汚れ・・多目的クレンザーでキレイに落とすことができるでしょうか?
さっそくやってみましょう!
掃除には定番アイテムの、メラミンスポンジを使って擦っていきます▼
クレンザーをスポンジに取り▼
焦げ部分をゴシゴシと擦っていきます!▼
スポンジ代わりにラップが使える
ラップを使って擦ると汚れが落ちることを知っていますか?
スポンジやたわしなどがない場合には、ラップを使ってみるといいですよ。
スポンジと同じように、ラップにクレンザーを取ります▼
そして擦る!力の限り擦りまくります!▼
汚れの落ち具合が分かるように、フライパンの半分だけをクレンザーで擦り、水ですすぎます▼
3~4分ほど擦り、これだけ焦げ汚れが落ちました▼
全体をひたすら擦って擦って・・これだけ落ちました!▼
ガンコな焦げ汚れの場合はスポンジやラップよりも、たわしや焦げ落とし用のスポンジを用いたほうが、時間を短縮して落とすことができます。
今回はたわしがなかったのでメラミンスポンジとラップを使いましたが、全体の焦げ汚れを落とすのになかなか時間がかかりました。
また、力を入れて擦るので、メラミンスポンジだと途中で穴が開いてしまったり形が崩れました。
汚れの程度によって、使用するスポンジなどを選ぶようにしましょう。
まとめ
ずっと落とすことができずにいた焦げ汚れも、100円の多目的クレンザーで十分に汚れを落とすことができました。
多目的クレンザーの良いところは、100円で買える値段の安さ、コンパクトな容量なので収納も便利、もちろん焦げ落としの力もしっかりと備わったものになります。
手軽に試してみることができるものなので、焦げ落としの際にはぜひ使われてみてはいかがでしょうか。
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