今日はついに待ちに待った引っ越しの日。
持っていくものを確認し、ダンボールに詰めあとは引越し業者を待つだけ。
このタイミングで実は処分するはずだった粗大ごみの存在に気づき、粗大ごみの分の引っ越し費用を余計に払うことになってしまった。
という話を聞いたことはないでしょうか。
こういった事態に陥らないように、粗大ごみを当日に回収してもらうためにやるべきことや、素早く処理する方法について理解を深めていきましょう。
引っ越し業者の回収サービスを利用する

引っ越しで使えるサービスの中に「粗大ごみ回収サービス」というものがあります。
引っ越しの際に粗大ゴミを処理してくれるサービスで、不用品の処分を引っ越しの作業と一緒にしてもらうものです。
引越し業者の方と連絡を取り、粗大ごみ回収サービスを引っ越しのプランに入れておくことで利用することが出来ます。
このサービスを使うことにより自分で処理する手間が省け、スムーズに新居へ引っ越しすることができます。
粗大ごみ回収サービスの注意点
回収サービスの注意点は、業者によって回収や査定の手順が違うことです。
査定を引っ越しする前に行う業者もあり、当日査定に対応してもらえない可能性があります。
家まで足を運ぶ、何度も引っ越し業者の方と時間を取らないといけない形式の査定もあるので、注意してください。
引っ越し日に査定してくれるサービス業者を選べば二度手間にならず便利ですね。
引き取りできる品目が限られている業者や、どんなものでも引き取ってくれる業者など、使うサービスによって内容は異なります。
早く処理したい気持ちを抑え、利用する場合は比較・検討することをおすすめします。
不用品回収業者を利用

素早く当日のうちに処分したいなら、不用品回収業者が一番適しています。
査定も電話やインターネットで完結し、24時間対応の業者もあるからです。
深夜や早朝といった時間帯でも相談ができるので、業者によっては引っ越し当日の朝に回収の予約を取り付ける事もできます。こういったスピード感が、引越し業者等にはない強みですね。
予約もLINEで出来る業者も多数存在し、インターネットでスムーズに進められるのも魅力的です。
業者によっては買取りをしてもらえる所もあるので、粗大ごみの状態によっては経済的にもおトクな引っ越しになることもあります。
24時間対応の業者は、関東圏など活動地域を絞っていることもあるので自分の地域が対応しているか調べるのもお忘れなく。
不用品回収業者利用の注意点
不用品回収業者は民間企業が運営しているので、悪徳な業者には注意しましょう。
「即日対応、全て買取、見積り不要、激安」
あまりに条件が良すぎる場合、わたしはその会社が悪徳業者か疑うようにしています。
ちゃんと粗大ごみ処理に必要な資格である「一般廃棄物処理」を取っているか、会社の歴史はあるのか、口コミサイト(ここにリンク)紹介されているのか、ちゃんと検索ページでは上位の方に表示されるのか。
お得に粗大ごみを処分するのが目的なのに、損してしまっては本末転倒です。
自分の目で情報を調べ、不利益を被らないようにしましょう。
粗大ごみを分解する

処分方法の一つに、分解するという手段があります。
粗大ごみの規定は大きさや種類(家電等)で決まっているので、小さくすることで粗大ごみを一般ごみに変えてしまうのです。
棚付きの学習机の場合、ネジをはずしてパーツごとに分け、分けたパーツを金槌やノコギリ等で細かく刻みます。
そうすることで一つの大きさを粗大ごみの規定より小さくし、市区町村指定の袋で処分できるサイズにできます。
手間がかかってしまいますが、逆に手間さえかければ粗大ごみ処理コストを抑えることができます。
粗大ごみを分解する際の注意点
手軽に処理コストを抑えることができる分解ですが、いくつか注意点があります。
それは、住んでいる地区によって粗大ごみの分解へのルールが違うことです。
私が昔住んでいた市区町村では分解での処理は問題なかったのですが、場所によっては処分してもらえない可能性もあります。
引っ越し際の処分なので、そのまま置かれたら近隣の住民の迷惑になります。
粗大ごみの処理で隣人トラブルに巻き込まれてしまったら困るので、市区町村のルールは確認しましょう。
また、解体作業は体力と時間が必要なので処理する品が1.2品を越えたら不用品回収など、他の方法をおすすめします。
粗大ごみの解体を実際にやってみた
昔、引っ越しの際に分解した過程を画像つきでお送りします。
時間は土曜の朝7時、家の中と外で解体を行いました。
当時分解したのは、このようなタイプの学習机でした。

※イメージ図
頑丈な作りをして部品はドライバーで留められているので、道具がないと分解するのは難しいでしょう。
一番大きな部分である、天板を金槌で砕きます。

図のように木のクズが散乱するので、綺麗にするための掃除機や雑巾があると便利です。
また、木のカケラが金槌で叩く際に飛び散るのでゴーグル等で目に入らない工夫をするのをおすすめします。
解体したら、一箇所にまとめます。

袋に入らなかった場合は、金槌でさらに小さく出来るかトライしてみてください。
わたしの場合、2時間程で作業が完了しました。
体の節々が痛く、心地の良い疲労感がありました。
とはいえかなり体力を使った作業でも合ったので複数の粗大ごみがある場合は、解体をあきらめて不用品回収業者等に頼むのがおすすめでしょう。
友人の手を借りる

当日の処理方法の一つに、友人の手を借りるという方法があります。
友人に連絡を取り、不要な家具をレンタカーを借りて載せてもらう、着払いでとりあえず家に置いてもらう。などで引っ越しを乗り切りましょう。
そのままゆずるという手法も有効で、わたしはいらなくなったソファを後輩に譲ることで粗大ごみ処理の費用を少し浮かせていたこともありました。
使わない家具を処理できて、友人にも喜ばれるので一石二鳥です。
当日に処分できなかった場合は
当日に処分できなかった場合は、そのまま引っ越し先で処分することになります。
市区町村によって粗大ごみの処理方法は異なりますし、不用品回収業者によって対応地域も違います。
今までと同じ方法で処分したらその地区では違う方法が適用されていて、粗大ごみの処分に余分な費用がかかってしまった。
といったことがないようにご注意ください。
まとめ
以上が粗大ごみを当日に回収してもらうためにやるべきことや、素早く処理する方法についてでした。
紹介した粗大ごみ処分の方法は以下の通りです。
- 不用品回収業者に依頼
- 引っ越しサービスを利用
- 分解する
- 友人にゆずる
- 引っ越し先で処分する
当日に素早く処分するなら、24時間対応もありスピーディな対応ができる不用品回収業者への依頼が一番適していると言えるでしょう。
自分で分解や運び込みの出来る粗大ごみ一つだけ、という状況なら他の手法でも凌ぐことが可能です。
そうでないなら、手間のことを考えると業者に任せた方が快適に粗大ごみの処分を済ませることが出来ます。
そうはいってもどこの業者に頼んでいいかわからない。悪徳業者の見分け方がわからない。
そういった悩みがある方には、口コミサイトで評判を見てからの利用すことをおすすめします。
適切な業者を選ぶことによって、安心して素早く粗大ごみを処分していきましょう。