黒い服といえば、誰しも一着は必ず持っている服。洗濯はどのようにされていますか?
「他の洗濯物と一緒にしている」という方・・ストップ!その洗濯方法では、せっかくの黒い服が色落ちしたり、色あせしてしまう可能性があります。
黒いゆえに、色落ちなどした場合は目立ってしまいますよね。
できるだけ長く、良い状態で黒い服を着たいという方は、まず正しい黒い服の洗濯方法を知りましょう!
今回は、黒い服の色落ちや色あせを防ぐことのできる、洗濯方法を紹介していきます。
黒い服はどうして色落ちや色あせするの?
黒い服に限らず、どんな服でも変色してしまいます。
濃い色の服であれば、だんだんと色落ちや色あせをしてきますし、ベージュうあ白い服であれば黄ばんでしまったりします。
こうした服の色が変化してしまう主な原因として考えられることは3つあります。
①紫外線
皮膚だけでなく、衣類にも影響を与える紫外線。
紫外線は、衣類の素材や染料と化学反応を起こすことによって、色の分子を分解して壊してしまいます。
その為に、色落ちや色あせといった衣類の変色を引き起こしてしまいます。
②洗濯洗剤
毎日当たり前のように使っている洗濯洗剤ですが、実は洗剤の成分によって衣類の色落ちや色あせを引き起こる場合があります。
衣類の変色を防ぎたい場合は、以下の洗剤の使用は避けたほうがいいでしょう。
- 弱アルカリ性の粉末洗剤
- 蛍光増白剤と漂白剤を配合した洗剤
このような洗剤は、白いものをより白く洗い上げる工夫がされているため、必然的に衣類の色落ちや色あせといった変色の原因になってしまいます。
③汗
汗には臭いだけでなく、衣類の変色にも影響を与えています。
汗のほとんどは水になりますが、ほかにも塩化ナトリウムや尿素などの様々な成分が含まれていて、その成分が染料を分解してしまいます。
また、染料の耐久度を落とす作用もあるため、汗汚れの洗い残しなどが残っている衣類を長時間外に干したままにすると、紫外線と残った汗汚れのダブルで衣類の変色を一気に加速させてしまう場合があります。
こういった原因を考え、衣類の変色を最低限に防ぐためには、ふだんの洗濯でのひと工夫が必要となっていきます。
では、どのような工夫をしたらいいのかを、これから紹介していきますね。
衣類を変色から守る洗濯方法①洗剤
まずは、洗濯の際に使用する洗剤を変えましょう。
黒い服や色の濃い服は、蛍光剤を含んだ洗剤や、弱アルカリ性の洗剤に弱いために、何度も洗っているうちにどんどん変色をしていきます。
変色するのが嫌だからと言って、汚れた衣類を洗濯しないわけにはいきませんよね。
そこでおすすめの洗剤が、おしゃれ着用の洗濯洗剤になります。
おしゃれ着用の洗濯洗剤は、蛍光剤や漂白剤は使用されておらず、成分が中性で衣類にやさしいものを使用しています。
衣類の変色を抑えるだけでなく、着用のダメージなども抑えてくれます。
ウタマロリキッドやエマール、アクロンといったおしゃれ着用の洗濯洗剤は多くありますので、その中で自分に合ったものを見つけてみましょう。
香料がしっかりと付いているものが多いので、ニオイが苦手だという方は、香料が控えめなウタマロリキッドなどおすすめですよ。
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衣類を変色から守る洗濯方法②洗い方
洗う際の大事なポイントが、2つあります。
ポイント①裏返しにする
洗濯機の中で受ける刺激を少しでも減らすために、衣類は裏返しにします。
ポイント②洗濯ネットに入れる
裏返しにしたら、衣類を洗濯ネットに入れます。
洗濯機の中で衣類同士が擦れて色落ちしてしまう可能性があるので、ネットに入れるようにしましょう。
また、色の薄い服に、黒い服など色の濃い衣類の色が移るのも防いでくれます。
衣類を変色から守る洗濯方法③干し方
上記で紹介した方法で、きちんと洗濯をしても、干し方を間違ってしまうと衣類の変色をもたらしてしまうことになります。
正しい干し方までしっかりと覚えておきましょう。
干す際のポイント
衣類を裏返しのまま、紫外線を避けてなるべく日陰に干すようにする。
衣類の変色の原因でも紹介したように、紫外線が衣類を変色させたり傷めてしまう原因になりますので、できるだけ日陰に干すようにして、乾いたらすぐに取り込むようにしましょう。
乾いたらすぐ取り込むのも、衣類を紫外線に長時間当てないためなので、うっかり忘れてしまわないように気をつけましょうね。
また、仕事や外出などで帰宅の時間が遅くなる場合には、外ではなく室内干しにして出かけるといいでしょう。
まとめ
日頃の洗濯の仕方を見直すだけで、すぐに改善することができます。
少しでも衣類を長く、良い状態で着れるように、正しい洗濯方法を覚え、実践してみましょう。